LinuxでMac風の日本語・英語キーボード切り替えを設定する方法

Linuxでも、Macのように「変換」キーで日本語入力を有効に、「無変換」キーで無効(英数入力)にすることが可能である。これにより、現在の入力モードを意識することなく、直感的に言語を切り替えられる。ここでは、日本語入力メソッド「Mozc」自体の設定を変更する方法を紹介する。

Mozcのキー設定を変更する方法

日本語入力メソッド「Mozc」自体の設定を直接変更することで、キーの動作を細かくカスタマイズできる。以下の手順に従って設定を行う。

ステップ1: Mozcプロパティを開く

画面右上のキーボードアイコン(JAAなど)をクリックし、「ツール」→「プロパティ」を選択する。

ステップ2: キー設定のカスタマイズ

  1. 「Mozc プロパティ」ウィンドウが開いたら、「一般」タブを選択する。
  2. 「キー設定」の項目で、「キー設定の選択」のプルダウンメニューから「カスタム」を選び、右側の「編集」ボタンを押す。

ステップ3: キーの割り当て

「Mozc キー設定」ウィンドウの下部にある「編集」ボタンを押し、「エントリーを追加」を選択して、以下の2つの設定を追加する。

  • 設定1: 日本語入力ON
    • モード: 直接入力
    • 入力キー: Henkan
    • コマンド: IMEを有効化
  • 設定2: 日本語入力OFF
    • モード: 入力文字なし
    • 入力キー: Muhenkan
    • コマンド: IMEを無効化
✅ 「OK」を押してすべてのウィンドウを閉じれば設定完了である。

まとめ

この設定を行うことで、Macと同じような快適な日本語・英語の切り替え操作がLinuxでも実現できる。入力モードを意識することなく、よりスムーズに作業を進められるようになる。